初めての方へ

初めての方へ

当店をご覧くださって、ありがとうございます。
初めての三味線選びは、用語も種類も価格も分からないことだらけで本当に難しいと思います。
高いものが良いのか、安いものが良いのか選ぶ基準すらも迷ってしまうと思います。
そういった場合は遠慮なくご相談ください。ご予算やご状況に合わせて三味線を紹介させていただきます。
電話、メール相談をしたから、絶対に買わなければならないということはございません。
少しでも三味線を始めるきっかけになればと思っております。
もちろん商品ページになるべくどの部分の紹介か、どういった三味線なのかを記載させていただきます。
併せてQ&Aやブログなどもご覧いただくと、ご自身の三味線選びの判断材料になるかもしれません。
三味線に触れよう、始めようとする意思自体が素晴らしい一歩だと思います。
ぜひ、そのお手伝いをさせてください。

Q & A


Q.
どんな三味線を買えばいいですか?
A.
三味線には主に長唄・小唄(端唄)・民謡・地唄・津軽の5種類のジャンルがあります。
細かく分けると流派や地域、棹や胴のサイズでさらに細かく分かれます。
自分が弾きたい曲やジャンルに合った三味線を選び、そこから予算や使用目的に応じて三味線を選ぶのが良いと思います。
Q.
三味線を習いたいのですがどこで習えばいいですか?
A.
ご自身が通いやすい教室が近くにあればいいのですが、ない場合はリモートで教えている教室も現在はありますのでオンライン授業を受けるのも一つの手です。
童謡から優しく教えてくれる教室や流行りの曲を教えてくれる教室など特色が異なるので一度体験レッスンを受けてみて決めることをお勧めいたします。
大切なのは自分に合ったペースで楽しく続けれられることです。
予算や練習時間など体験の時にぜひ問い合わせてみてください。
Q.
花梨、紫檀、紅木の違いってなんですか?
A.
木の種類のことです。
花梨は安価で入手しやすいためお稽古用や教材に使われており、新品が入手しやすいというメリットもあります。しかし木が柔らかく傷がつきやすいため硬い木と比べるとどうしてもメンテナンスの回数が増えてしまいます。また音質も他の材質より劣るという面があります。
紫檀は花梨と紅木の中間に位置する稽古用の上等品という位置付けです。固さ、価格ともに中間の価格でタイで主に生産されています。最近はあまりいい紫檀がなく、新品のものの中には色付けしている紫檀が多く流通しています。
紅木は三味線に適した最高の木材です。
硬さがあるのでかんべり(使用しているうちに木がすり減ること)が少なく、良い音色を出すことができます。一生物の三味線も多く長く使えるのが特徴です。
現在は輸入禁止のため年々市場価値が高くなっており新品の良い紅木は少なくなっております。
以前は質の良い紅木がたくさんあったため中古三味線では高品質の紅木を使用されているものが多く中古三味線の人気は高くなってきています。
Q.
中古三味線の良いところを教えてください
A.
ずばり高品質でお手頃価格というところです。
現在では紅木のように輸入禁止のものもあり年々質の良い木材が少なくなっております。ひどい場合ですと木材を塗って別の木として販売したりすることもあるそうです。
新品よりも中古の方が良い木を使っているケースは非常に多いです。
皮張りなどの修理は必要ですが熟練の職人が丁寧に修理することによって新品同様の三味線をお安く提供することができます。
三味線は長く使える楽器です。良い材料の三味線はメンテナンスをしっかりすれば一生使える三味線になります。
Q.
三味線の価格差は何で決まるのですか?
A.
木の材質や木の模様(トチ)の入り方によって価格が異なります。
また金細と言って継ぎ目に金が入っているもの、綾杉と言って胴に彫刻がしてあるものは高くなる傾向があります。
糸巻きの金具(福林)の素材が金であったり糸巻きの素材が象牙の場合も高価になります。
Q.
撥の違いについて教えてください
A.
撥の素材にはプラスチック、木、べっ甲、象牙があります。
例えば長唄三味線では木、または象牙の撥を使用します。
津軽三味線ではべっ甲を使い、初心者の方はプラスチックの撥も使います。
べっ甲の撥の手元は主にプラスチック素材ですが天然の素材(象牙や紅木、紫檀、黒檀など)も使用され価格も異なります。
このように三味線の種類によって撥の素材やサイズが異なってきます。
Q.
金細とはなんですか?
A.
三味線は3つに分解できます。その継ぎ四箇所に金(細金)が入っている三味線のことです。
入っていることにより響きがよくなり、湿気による木の反りが軽減されます。
金が入っている方が長く使える傾向にあります。
Q.
胴の違いはなんですか?
A.
胴の材料はほとんどが花梨です。丸打胴と綾杉胴があります。丸打胴は胴の内側に彫刻がなく平らなものです。綾杉胴は内側に彫刻がされておりギザギザした模様が特徴です。この綾杉によって音が反響してよりよい音になります。
細い掘り込みと太い掘り込みが交互に施されているものを子持ち綾杉と言います。
昔は単純な掘り込みの綾杉がありましたが現在ではより音の良いとされている子持ち綾杉が主流です。
Q.
手が小さいのですが女性用津軽と半津軽どちらがいいですか?
A.
女性用津軽のほうが棹も胴も大きいのでより津軽三味線に近く、ボリュームのある音が出ます。
大人の方や手がやや小さめという方はまずこちらを検討してみるのもよろしいかと思います。
半津軽は胴が三分大前後なので通常より音が小さいです。またりんどうがあったりなかったりします。
ですが軽いので手が小さい方でも弦を押さえやすく取り回しがしやすいメリットがあります。また半津軽は民謡三味線と兼用することもあります。
お子様や特に手の小さい方はこちらを検討してみてください。
Q.
継ぎによって違いはありますか?
A.
継ぎが多いほど木が反らないとされています。
上下二本溝か上二本下段違い三本溝がしっかりしていて良いとされています。現在は製造されておりませんが上下段違い三本溝というものもあります。
段違いというのは継ぎ目が階段式になっていることです。
古い三味線ですと平溝や一本溝のものもございます。

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